「三つ子の魂百まで」と古くから言われてきましたが、
幼児期の導き方の大切なことは今更言うでもありません。
子どもは自らの手や足を使って経験し、初めてものの
性質や、物と自分の関係を発見し理解していきます。子どもは1歳から1歳半頃に自立の欲求が芽生えます。感覚の発達により知性が形成され、2歳頃より言葉が発達し、環境での生活に適した人間性を形成していきます。
3歳頃までに自分でしっかりと活動することができるようになり、自立した人間への土台を築きます。そして、運動・言語感覚の敏感期は大人の4倍と言われる吸収をする時期です。そのために、このモンテッソーリ教育が大きな援助と導きを与えてくれます。
モンテッソーリ教育法の名は、創始者であるマリア・モンテッソーリにちなんでつけられています。
1870年イタリア・アンコナに生まれ、1896年医学博士となり、精神薄弱児の治療教育から、心理学、教育学の分野に分け入りました。その後、E.セガンの書に感銘してこれを実践。わずか2年ですばらしい成果を上げました。女史はこれを正常児に転用することを決意し、改めてローマ大学に学び、1906年ローマ市住宅公団の依頼によって、就学前の子どものための「子供の家」を開設、モンテッソーリ方式の教育法はここで生まれました。その教育法の主眼は「わたしがひとりでできるようにてつだってね」という子どもの心の叫びに応えて、自主性と集中力、創造力を培う手助をする教育です。日本では大正時代に普及しましたが、戦争で中断、戦後再びさかんに実践研究されるようになって現在に至っています。